世界中でEC事業を展開しているAmazon。誰もが知っている企業であり、GAFAのうちの1社となっています。加えて、EC化は今後も進んでいくため、さらなる成長も期待できます。
そんなAmazonは中途採用を行っています。実際に私はAmazonの面接をこの前受けました。その内容をもとに、面接を準備する方法についてまとめました。
まずはLeadership Principles 16項目を把握しよう
Amazonには、全社員が守るべき行動指針「Leadership Principles」16項目が定められています。たとえば、Customer Obsessionでは、顧客のニーズを把握して顧客を中心に考えることが重視されています。
以下でLeadership Principles 16項目を一読しましょう。
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=5600248051
Leadership Principles 16項目のうち、あなたが応募する職種で重要な項目を把握しよう
Amazonの中途採用は、基本的に職種(例:営業やマーケティング)ごとの応募となっています。そして職種ごとに特に重視されているLeadership Principlesが異なります。私の場合は3つのLeadership Principlesが該当しました。
どうしてこの項目を特定できたかといいますと、Youtubeで「Amazon 中途採用 応募した職種名」で調べて、Amazonの公式動画を見たからです。その動画では、該当職種の職務内容をとともに、その職務で重要となる、3つのLeadership Principlesを紹介していました。
皆さんも、応募した職種に関してAmazonが出している動画を確認してみてください。
Leadership Principlesに関するチェックポイント、質問例を確認し、STARに沿ってエピソードを考えよう
Amazonからの中途面接案内メールで、Leadership Principles16項目に関するチェックポイント、質問例が載っています。そのうち、該当職種のLPの項目内容を確認したうえで、STARに沿ってエピソードを考えましょう。
STARとは質問への回答方法であり、回答内容は特定の状況(situation)、タスク(task)、行動(action)、結果(result)の4つによって構成されます。
https://www.amazon.jobs/jp/landing_pages/in-person-interview
上記URLにSTARの詳細はありますが、以下で簡単にまとめます。
①状況
自分が当時置かれていた状況や達成する必要のあるタスク
②タスク
目標
③行動
自分が行った行動
④結果
行動の結果(可能であれば定量化)
②のタスクは、日本語ではタスクを成し遂げた目標やゴールというような意味が強いようなので、そこに注意しましょう。単純なタスク、作業内容は①に含めたほうがわかりやすいかもしれません。
面接では、過去のあなたの行動に関して質問されます。
面接官からの質問でかなり深堀されるので、事前に1エピソードにつき最低でも1000字、2000字くらいは詳細を書いてまとめておきましょう。
エピソードを考える際に特に注意することが2点あります。
エピソードは、質問例に単に答えるものではなく、Leadership Principles項目を満たす内容を考えよう
Amazonのホームページや案内メールなどに載っている質問は例にすぎず、質問例以外の質問がくる可能性があります。けれども、すべての質問は特定のLeadership Principles項目に即したものです。
そのため、あなたが応募する職種に重要なLeadership Principlesを満たしているかを念頭に置きながら、エピソードを考えましょう。
Leadership Principles1項目につき、1つだけでなく2つ以上のエピソードを考えよう
面接は約1時間であり、私の場合は合計3つの質問をされました。そのうちの2つの質問は同じLeadership Principlesに関するものでした。このようなケースでは、それぞれ異なるエピソードを話せたほうがよいです。
そのためエピソードはLeadership Principles3項目×2=合計6個 を考えるとよいでしょう。
この要領で、あなたが応募する職種で重要なLeadership Principlesを探し、それらを満たすエピソードを考えてみてください!かなり大変だと思いますが、面接でここまで深堀されると、他の会社を受ける際にはあまり動じなくなりますよ。